長野市(長野) 茶臼山(729.9m) 2023年1月9日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 中尾山温泉−?:??−一本松−?:??−茶臼山−0:15−一本松−0:20−中尾山温泉(デジカメ無しなので所要時間不明の区間あり)

場所長野県長野市
年月日2023年1月9日 日帰り
天候
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場車道終点に広い駐車余地あり
登山道の有無あり
籔の有無無し
危険個所の有無無し
冬装備無し
山頂の展望無し
GPSトラックログ
(GPX形式)
無し/td>
コメント長野盆地西部の低山で地形図記載の山としては2023年最初の山。茶臼山トレッキングコースが西側を通り山頂を往復する枝道がある。登山口は複数あるが中尾山温泉から一本松コース、信里棚田コースに入って山頂を往復した。近場の予定外の登山だったためデジカメ写真無し、GPS軌跡無し。茶臼山山頂は樹林に覆われて展望無し




 今年の年末年始の休暇はガソリン高もあって近場の丘陵地帯の舗装された農道で、毎日朝と昼に体力トレーニングを実施。麓まで自転車でアプローチして本格的な急坂が始まってから歩きに切り替えていたが、自宅からの標高差は約240m。これを1日2回上り下りしたので毎日約500mの標高差を歩いたことになり、遠くに出かけなくても体力的には充分な運動量を確保できただろう。なお、一番体力的に苦しかったのは自転車での坂道上がり。標高差約30m程度であるが呼吸が大きく乱れるほどで、全力疾走に近い運動密度らしい。これと比較すれば急坂の登りの方がずっと楽であった。

 この年末年始のルーティーンの中で道の途中に「茶臼山トレッキングコース」の標識を道端で発見。これが立っているのは舗装道路脇であり当初は気にしなかったが、もしかしたら茶臼山山頂へ続いているのではないかとふと気付いた。茶臼山は近場なのでわざと未踏にして残していたが、そろそろ登ってもいいだろう。ネットで検索すると茶臼山を中心として南北に連なる主稜線に主となる登山道があり、そこに出入りする東西からの登山道が複数ある(ルート図はこちら→https://www.city.nagano.nagano.jp/uploaded/attachment/353363.pdf)。いつものトレーニングコースの起点は中尾山温泉であり、トレッキングコースの入口の一つが中尾山温泉であり、トレーニングに行くつもりで山頂を目指せる場所であった。よって茶臼山にはいつでも登れる状況であったが、トレッキングコースは北斜面を歩く部分が長く、雪が残ってラッセルかもしれない。それは面倒なので南斜面で雪が無いいつものトレーニングコースをしばらく歩いていたが、いつかは茶臼山を試そうと考えた。

 年末年始のトレーニングは朝飯後と昼飯後に行っていたが、その延長で次の週末も朝飯後にトレーニングに出かける。自転車で中尾山温泉まで上がってから初めて茶臼山に行ってみようという気になり、まだ周囲は真っ暗な時間帯であるがLEDライトを点灯して歩き出した。自宅出発時には茶臼山に足を向けるつもりが無かったため、デジカメ、GPSは持参していなかった。

 いつもと違って中尾山温泉の建物群前を通過して車道を僅かに西へ進み、車道分岐は右へ(案内標識あり)。坂に雪が残って車の轍は凍っているので道路脇や道路中央の雪の上を歩く。なお、トレーニングは登山靴ではなく長靴で歩いているのでアイゼンは装着していない。

 短い車道終点には広い駐車余地があり、そこからたくさんのリボン類に導かれて左手の斜面に取り付くが、ここには案内標識は無かった。まともな道なのか疑問に思っていたが入ってみると立派な登山道で初めて歩いても迷う心配は無さそうで一安心。登山道は尾根上ではなく北側斜面を巻くように登っていくので現在位置が分かりにくいのが難点だ。  やがて左手上部に白くガレた崖が登場。どうやら尾根直上はこの危険地帯があるためルートは尾根を巻いているようだった。雪が残る登山道にはたくさんの足跡があって雪が踏まれ、ラッセルの必要はなかった。まあ、積雪量は10cmにも満たないくらいなので大きな障害ではないだろうが。ちなみに長野市街地に既に雪はほぼ残っていない。まとまって雪が降ったのはクリスマス直前だけだ。

 小尾根を越えて僅かに下り坂になると廃林道と思われる広い道に合流。ここでルートは左だと案内標識が登場。坂を登って頂点より僅かに手前で登山道は廃林道を離れて右へ入る。ここにも案内標識あり。

 登山道は最初は小さな谷地形を上がっていき、やがて再び北斜面をトラバースするように上がっていく。これだけ尾根上以外を歩くコースは珍しい。北斜面なので雪が積もり登山道は雪が踏み固められているが、積もってから一度も溶けていないようで氷ってはおらずノーマル底の防寒長靴でも滑ることはなく歩きやすかった。

 標高530m付近で北東に突き出した531m峰に繋がる尾根上に2つの祠が登場。長野市の案内図では「山の神 展望を楽しめます」と書かれた場所と思われるが、今は立ち木が成長したようで木に邪魔されて展望は無かった。

 斜面をトラバースするような登山道は茶臼山から南北に延びる主稜線まで続き、660m峰南側の640m鞍部で主稜線に乗った。この鞍部が一本松で大きな祠あり。どうやら昔は東西を結ぶ峠道として利用されていたようだ。

 ここで一本松コースが終わって北は小松原コース、南は信里棚田コースに変わり、山頂は信里棚田コースである。このコースも一本松コースと同じく登山道は尾根直上ではな巻いている区間が長い。整備状況は良好で一本松コースより道幅は広く傾斜は緩い。ここもトレースの雪は踏み固められて利用者が多いことが分かる。

 長野市のコース案内では信里棚田コースは茶臼山山頂西側直下を巻いてしまい、山頂に登山道が無いように書かれている。私の場合は道は無くても適当に登るので問題なし。特にこの周辺は笹藪もないので簡単に山頂に立てそうだ。

 緩やかに高度を上げて標高700mを越えた地点で茶臼山山頂示す案内標識が左を指し、その方向にも道が上がっていた。案内図には無いが実際には山頂にも道が通っていたのであった。これまでよりも道幅は細く道は薄いが藪は皆無で問題なし。というか周囲に藪が無いので道が分かりにくいという表現ができる。倒木の処理がされていないので、正式なトレッキングコースではないのかもしれない。

 小鞍部で方向を南に変えて僅かに登れば茶臼山山頂に到着。どうやら登山道はここで終点らしい。このエリアでこの標高なので山頂は樹林に覆われて展望は皆無。広い山頂には行政が建てた山頂標識があり、三角点はその北側に頭を出していた。山頂は北斜面ではない影響か、山頂部にはほとんど雪は見られなかった。

 帰りは往路を戻る。雪質が滑りにくかったので長靴でも問題なく歩けた。

 

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